ライター : macaroni_repro

これからの季節に飲みたくなる白ワインと食材のマリアージュ

うまくいけばお互いを引き立て合い、別々に味わうときよりも一層おいしくなる。料理とワインの組み合わせは、しばしば結婚(マリアージュ)に例えられます。 ただし実際のマリアージュと同様に、組み合わせが無限大なだけに難しいのが悩みのたね。そこで今回はこれからの季節に飲みたくなる白ワインに絞って、料理との組み合わせの基本を紹介します。

白と白、色を合わせるとハズさない

まずは料理とワインの組み合わせを成功させるための最も簡単なコツは、同系色で合わせること。白ワインに合うのは「白い」食材、すなわち魚介や貝類、甲殻類、肉なら鶏肉です。 いずれも共通しているのはナマの状態の身の部分が「白」であること。ヒラメ、スズキ、カレイといった白身魚はいうまでもなく、牡蠣、ホタテ、エビ、ムール貝、鶏肉、七面鳥なども「白」ですよね。 とくに、鶏肉料理の場合は、しっかりしたボディの赤ワインを合わせてしまうと鶏の繊細な旨味が覆い隠されてしまいます。 濃い旨味を持つ赤身肉のステーキなら赤ワインと張り合えるのですが、鶏肉料理には白、もしくは赤なら軽やかなボディのものが定番、と覚えておきましょう。

あらゆるタイプのチーズとも好相性

「白と白」のルールはチーズにも応用されます。フレッシュチーズ、ハードタイプ、ソフトタイプ、ブルーチーズ、どんなタイプのチーズとも相性がいいのは赤やロゼよりも断然、白ワイン。 チーズの旨味をかき消すことなく、口の中でバランスよく調和します。フェタやシェーヴルなどのフレッシュチーズには爽やかな白、ゴーダやグリュイエールなどハードタイプにはコクのある白、カマンベールなどソフトタイプには香り豊かな白、ブルーチーズには甘口の白など、一口に白ワインといってもさまざまですが、ひとまず白ワインなら大きく外すことはありません。 もちろん、調理の仕方などよっては赤や泡のほうがより合う「白い」食材も存在しますが、それはあくまで例外といっていいほどの少数派。 ワイン初心者ならまずは「白ワインには白い食材」という簡単な基本ルールをおさえておきましょう。
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