ライター : macaroni_repro

実力派コロッケを食べ比べ!

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
ときにはおやつ、ときには食卓のメインとして活躍する「コロッケ」。長らく庶民的な食べ物として親しまれてきましたが、近年はバリエーションも多岐にわたり、シンプルなものから変わり種までさまざまな味で私たちを楽しませてくれます。 今回は、伊勢丹新宿店で入手できる実力派コロッケから、タイプの異なる5つをピックアップ! 年間2,000個以上のコロッケを食べる「コロッケ王子」こと藤井幸大さんに食べ比べてもらいました。

コロッケとは、究極のフィンガーフードだ!

食べ比べの前に、まずはコロッケ王子のコロッケ愛あふれるコロッケ論を聞きました。 「コロッケというのは“こうでなければならない”というルールがなく、どんなものを混ぜてもいい懐の深い食べ物なんです。 数えるとキリがないくらい、さまざまな味ができるのです。これこそ、ほかの食べ物にないコロッケの魅力ではないでしょうか」(藤井さん) コロッケといってもその中身は、お店や作る人によってさまざま。これは奥が深そうです。 それでは、いざ実食! 今回は「食感(なめらか⇔ゴロゴロ)」「衣(細かい⇔粗い)」という独自の採点でご紹介します。

北の大地が生んだ、甘み抜群のじゃがいもに舌鼓!

<かつ工房 和幸>北あかりのコロッケ(1個) 152円(税込)
1品目は、「黄金のじゃがいも」とも呼ばれる「北あかり」をたっぷり使った<かつ工房 和幸>の「北あかりのコロッケ」。 北あかり特有の栗のように甘くねっとりとした食感と強い甘みが特徴です。 「和幸はとんかつの名店ですが、肉ではなくじゃがいもで勝負しているとはあっぱれ! コロッケに対する意気込みと自信がひしひしと伝わりますね。 『北あかり』は甘みをしっかり味わえる品種。皮が薄く剥きやすいため、甘みが凝縮された皮付近の部分まで余すことなくコロッケに使えます」

とんかつ店がコロッケ勝負! クオリティに感動!!

<まい泉>ポテトコロッケ(1個) 173円(税込)
2品目は、とんかつの老舗<まい泉>による「ポテトコロッケ」。男爵いもにオリジナルの豚そぼろを混ぜこんだ素朴な構成です。 「ふわふわな食感の衣に、しっとりとした男爵いもが包まれています。牛肉に比べると豚肉の脂はサラッとしているので、あまり重たくないのが特徴です。 衣には、粗いパン粉を使っていますよね、これは揚げ油に自信がある証拠。通常、パン粉が粗いと油を吸収しすぎて重くなるところですが、良質な揚げ油は溶け出した肉のうまみが逆にコロッケに浸透し、美味しさを倍増させるのです」

ブランド牛のうまみがじゃがいもに凝縮!

<米沢 琥珀堂>米沢牛コロッケ(1個) 297円(税込)
3品目は、山形が誇る黒毛和牛・米沢牛を贅沢に使用した<米沢 琥珀堂>の「米沢牛コロッケ」。じゃがいもに米沢牛のうまみが染みこんだ一品です。 「なんと言っても米沢牛の際立つうまさが特徴。和牛のまろやかな味わいと香りを、『これでもか!』というほど感じられ、米沢牛の脂身がじゃがいもにしっかり染みこんでいます。 素材の特徴を捉えており、『シンプルなのにうまい』王道コロッケの代表格といえます」

野菜にこだわった奥深きシンプルコロッケ!

<RF1>北海道産男爵コロッケ(1個) 141円(税込)
4品目は、バターと香ばしい玉ねぎの美味しさが広がる<RF1>の「北海道産男爵コロッケ」。じゃがいもオンリーのシンプルな構成のため、おやつ感覚でもいただけそうです。 「サラダに定評がある<RF1>だけあって、じゃがいもにこだわっていることがわかります。バター風味が効いていますが、お肉はなく『じゃがいも』という看板素材だけで勝負していますね。 中身がしっとりで衣はサクサク。お肉のコクがない分、あっさりと食べることができます」
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