ライター : noranora69

「ヴァン・ナチュール」ってどんなワイン?

フランスのワインが多いのですが、北欧・ニューヨークでも認知されている自然派ワインがヴァン・ナチュール(Vin Naturel)です。パリの食通が愛用するお店には必ずといっていいくらいにヴァン・ナチュールのワインリストがあり、ニューヨークでも最近人気沸騰中なんだとか。

ぶどう栽培からワインの醸造までひとつの所でおこないます。

農家でぶどうを栽培・収穫し、醸造までもみずから手がける、それがヴァン・ナチュール。本当に手作りのワインといえます。作り手が自然に敬意を抱き、農薬・化学肥料・除草剤などもほとんど使わず、除草も自分でし、収穫も手摘みで。 地質もミネラルが豊富であり、ぶどうの根も深く張って栄養分を存分に吸い上げ、天然酵母がぶどうの果皮に付着するので、畑本来の酵母で自発的な発酵を試みます。人工的な酵母は使用せず、醸造のとき、酸化防止のため天然酵母を死滅させる「亜硫酸」を加えることもしないので、もちろん人間の体にも優しいワインができるわけ。
生産者は酸化や腐敗に負けない丈夫で生き生きした質の高いぶどうを作ることに心血を注ぎます。

どんな味わいなんでしょうか?

天然酵母で作るのでまろやかな味で、ぶどうのうまみがギュッと凝縮されており、フルーティー。味にとがったところがなく、飲んでいても体になじむ、しっくりくるという表現をする方もいます。 ワインを飲むと頭痛がするという方もおられるでしょうが、そういった症状も起きづらく、二日酔いもしづらいんです。添加物が少ないからでしょう。

日本でもヴァン・ナチュールが飲めるお店が!

三軒茶屋・日仏食堂「トロワ」

外観も内装もおしゃれながらカジュアルなお店。三軒茶屋の駅から200メートルあまりの場所にあります。料理もおいしくワインのラインナップも豊富なので、ワイン好きな方は一度訪問するべきところ。ソムリエおすすめのヴァン・ナチュールもありますよ。今、話題のダイニング。
【店舗情報】
電話・03-3419-0330 住所・東京都世田谷区三軒茶屋2-15-14 ABCビル 110 営業時間・[月~土]18:00~24:00 夜10時以降入店可 定休日・日曜日 参考URL・http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13074338/

表参道・フェリチタ

石造りの格式高いエントランスを入れば優雅な空間が。ワインのチョイスには定評があり、ソムリエにおまかせでオーダーするお客さんも多く、料理もオリジナリティにあふれて美味だと評判です。バーカウンターもあるので食後のお酒もゆっくり楽しめます。
鴨むね肉と旬野菜のバリエーション
【店舗情報】
電話・03-3408-0141 住所・東京都港区南青山3-18-4 営業時間・【レストラン】[火~金]18:00~22:00(L.O) [土日]17:30~21:00(L.O)【BAR [火~金]18:00~22:00(フードL.O)/23:00(ドリンクL.O.)夜10時以降入店可、日曜営業 定休日・月曜 参考URL・http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13001327/

終わりに

調べていくとヴァン・ナチュールが飲めるところは全国各地にあるようで、残念ながらここではとても紹介しきれません。勝山晋作さんの書かれた「ヴァンナチュール 自然ワインが飲める店51」という本がありますので、気になった方はぜひともチェックしてくださいね。 上記のフェリチタさんはこの本で紹介されました。
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