ライター : Hikari

管理栄養士

らっきょうってどんな野菜?

らっきょうはユリ科ネギ属の野菜で、6〜7月の初夏に旬を迎えます。シャキシャキとした食感と独特の香りがあり、そのままはもちろん、甘酢漬けや塩漬けにして食べられることが多いです。

そんならっきょうに含まれる栄養素について詳しく解説します。(※1)

らっきょうの栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 肌の健康に役立つ「ビタミンC」
  2. ナトリウムを排出する「カリウム」
  3. 便秘対策に役立つ「水溶性食物繊維」
  4. 血流をよくするはたらきがある「硫化アリル」
  5. 抗酸化作用がある「サポニン」

肌の健康に役立つ「ビタミンC」

ビタミンCは水溶性の栄養素であり、酸化を抑える作用があります。体内でフリーラジカルによるダメージから細胞を守るはたらきがあるのです。

コラーゲン生成のためにビタミンCが必要とされており、肌の健康のためにも必要な栄養素のひとつです。(※2,3)

ナトリウムを排出する「カリウム」

生のらっきょう100gあたりに含まれるカリウムの量は230mgです。カリウムにはナトリウムを排出するはたらきがあるため、塩分の摂り過ぎを調節するうえで大切な栄養素であることが分かります。

らっきょうは、カリウムを摂るために適した食品と言えるでしょう。(※4,5)

便秘対策に役立つ「水溶性食物繊維」

らっきょうには、ごぼうの約4倍の食物繊維が含まれています。食物繊維は、おなかの調子を整え、便秘対策に役立つはたらきがあるのです。

日本人の食物繊維の摂取量は減少傾向であるため、意識して積極的に摂ることが必要です。食物繊維を摂るために、日々の食事にらっきょうを取り入れると良いでしょう。(※4,6,7)

血流をよくするはたらきがある「硫化アリル」

らっきょうに含まれる硫化アリルには、消化液の分泌を促して新陳代謝を良くするはたらきがあります。ほかにも、血流をよくするはたらきがあることが分かっています。

硫化アリルは水に溶けやすく、熱に弱いので硫化アリルを効率良く摂るためには生のらっきょうがおすすめです。(※1,8)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ