ライター : ☆ゴン

金沢のご当地グルメ「ハントンライス」とは?

石川県金沢市には、「ハントンライス」と呼ばれるご当地グルメがあります。はじめてこの名前を聞く人には、一体どんな料理なのか、まったく見当がつかないでしょう。

ハントンライスとは、ケチャップライスの上に焼いた半熟卵をのせ、白身魚のフライをトッピング。さらに上からタルタルソースや、ケチャップをかけてある料理のことです。オムライスとフライ、タルタルソースやケチャップの組み合わせが、特にお子さんや男性に人気があります。

ハントンライスという名前の由来は?

ハンガリーでは昔から、白身魚のフライにタルタルソースをかけ、パプリカパウダーをかけたごはんと一緒に食べていたそうです。

その料理をヒントに作られたので、ハンガリー料理の「ハン」。発祥当時はまぐろのフライを使用していたため、フランス語でまぐろを意味する「トン」。このふたつを組み合わせたのが名前の由来だとされますが、実は本当のところは定かではありません。

ハントンライスといえばここ!「グリル オーツカ」

ハントンライスで特に有名なのが、金沢市片町にある「グリル オーツカ」です。人気TV番組や雑誌など、メディアで取り上げられることが多くなり、徐々に全国的に知られるようになりました。いまでは同店のハントンライスを食べるため、わざわざ金沢を訪れるという人もいるほど。

ハントンライスが生まれたのは50年以上前ですが、発祥店であったレストランはすでに閉店しています。60年以上前から営業していた「グリルオーツカ」が、ハントンライスを看板メニューとして採用。お店で提供するようになるとしだいに評判になり、現在のブームの先駆けとなったのです。

発祥当時と同じくフライの中はまぐろ。ハントンライス

980円、小 930円、大盛 1,130円(すべて税込)
看板メニューであるハントンライスには白身魚ではなく、発祥当時と同じくまぐろのフライがのっています。さらに小さめのエビフライが2本トッピングされ、ステンレス皿に盛り付けられて提供。とろとろの半熟卵とソースの相性抜群と評判です。量が多いので女性には小サイズをおすすめします。

金沢カレーも外せないご当地グルメ。カツカレーライス

金沢ではハントンライスと並ぶご当地グルメとして、「金沢カレー」が広く知られています。黒に近い色のルーはスパイシーでやや辛く、ステンレス皿で提供されるのと、とんかつとキャベツがのっているのが特徴。

そんなカツカレーもこちらの隠れた人気メニューで、地元のサラリーマンを中心に、よく食べられている評判の料理です。
店舗情報

金沢駅近くにあるハントンライスの人気店2選

1. ランチがあるダイニングバー「ノーサイド」

北鉄金沢駅のA-8番口から南東へ徒歩3分ほど、金沢停車場線のふた筋西側の通りに面したお店です。洋風の3階建ながら、1階の木格子に覆われた古民家のような佇まいが印象的。白を基調にした落ち着いた雰囲気の店内は、1~2階に分かれていて、カウンターとテーブル席が22席あります。
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